ウメとカワヅザクラ

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2013.3.3       ウメ       東大和空堀川

冬の寒さの中、花をつけるが、今年は遅れている。中国うまれ。花は葉痕の脇に1~3個の花をつける。枝に花をつけるように咲いている。色は白、紅、薄紅などある。また、一重咲きや八重咲きがある。

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2013.3.3          ウメ        東大和仲手原

奈良時代以前に花といえば、ウメをさした。ウメよりサクラが愛されるようになったのは平安中期から。

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2013.3.3      ソシンロウバイ      東大和空堀川

ソシンロウバイは花びらの先が細くなっている。マンゲツロウバイは花びらの先がまるみをおびている。ロウバイは内側の花びらのもとが赤褐色をしている。

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2013.3.3       カワヅザクラ      東大和空堀川

カワヅザクラも、咲くまでもう少し。まだ気温が低い。あさってあたりから暖かくなるとの事。

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2013.3.3      ヒイラギナンテン     東大和空堀川

花は、普通ならば2月半ば頃、茎の先からでている5~6本の花の軸に、黄色い花をたくさんつける。

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2013.3.3     カンツバキ        東大和空堀川

11月~3月頃、紅色の半八重の花が咲く。名前は、冬にツバキに似た花を咲かせることから付けられた。

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2013.3.3      スイセン       東大和空堀川

花は、長い花筒の先が6つに裂けて花びらのように広がり、花筒の入口には、黄色い副花冠といわれるものが開いている。

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2013.3.3     クリスマスローズ      東村山中央公園

ニゲルXアーグティフォリウスの交配種、バレンタイングリーン。

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2012.3.3       ジンチョウゲ      東大和仲手原

日本に成育しているのは、ほとんどが雄株。果実は有毒で歯痛、口内炎などの民間薬であった。

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高尾山の野草

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2012.9.22      スジグロシロチョウ      高尾山ケーブルカー広場

幼虫の食草は主にアブラナ科であるが、モンシロチョウと違って、基本的には野生のアブナラ科の植物を好む。雄に限って「香鱗」があり、雌をひきつけるためのフェロモンを放つ鱗粉のこと。レモングラスの香りがする。

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2012.9.22       テングダケの仲間か?      高尾山琵琶滝

毒キノコは怖い。間違ってテンプラにして食べた一家全員が死亡した例がある。

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2012.9.22       ミドリヒョウモン        高尾山頂上

原野、草原には少なく、樹林あるいはその近辺に多い。食草は各種スミレ類。

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2012.9.22       シラヤマギク       高尾山山頂

山地に普通に見られ、高さ1~1.5mになる多年草。ときに若い芽をつんで食用とし、ヨメナに対してムコナと呼ばれることがある。

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2012.9.22      ミズヒキ      高尾山琵琶滝

名前の由来は、お祝いの贈り物などにかける水引に、実によく似ていることから来た。

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2012.9.22     シモバシラ      高尾山野草園

冬、枯れた茎の根元に氷ができ、霜柱のように見えるのでこの名がある。山中の木陰や林縁に生える多年草で、高さは60cm~70cm。

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2012.9.22      シュウカイドウ      高尾山野草園

原産地は中国だが、関東以西では野生状態のものが普通に見られる。花色がカイドウに似て、秋に咲くことから名付けられた。

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2012.9.22      キツネササゲ      高尾山野草園

低山地の林縁などに生え、黄色い花をつける以外に、とくにキツネと結びつく点はない。野生のササゲの意味と理解して、ノササゲの名を使う方がよいかもしれない。

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2012.9.22      シモツケ       高尾山

岩の多い山頂の草地に自生する。

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2012.9.22      カリガネソウ     高尾山野草園

全草に悪臭がある。日本全土の低山の林縁に生える。高さは1mぐらい。和名のとおり雁(カリガネ)の飛翔を思わせる花が咲く。

  

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タチツボスミレ

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2012.3.20       スミレ        狭山緑地            

今日は、狭山緑地で昨年見つけたスミレとカタクリの群生地を撮影しようと朝9時に出発。しかし、スミレは昨年と同じ場所では発見できず、落胆したが、歩き回った末、ようやく日当たりのよい広場で見つけることができた。多年草で、日本全国に分布し、明るい林や野原などに見られる。埼玉県側に行けば、かなり見られるが、自宅からはちょっと遠い。

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2012.3.20             タチツボスミレ         狭山緑地

実が熟すと上を向き、3つに裂けて広がる。その裂けた片に5~6個ずつタネが乗っている。乾くと1つずつ、はじき出される。その種の端にアリが大好物のエライオソームという糖や脂肪酸が豊富な甘いゼリーがついており、アリはタネを巣に運び、ゼリーだけ食べるとタネを巣の近くに捨ててしまう。巣の周辺の軟らかい土は、小さな種にとって絶好の苗床になる。

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2012.3.20            カタクリ       狭山緑地

古名を「堅香子」(かたかご)といい、万葉の昔より日本人にはとても親しまれてきた植物である。本州中部以北、北海道、南千島、サハリン、アムールから朝鮮半島に分布する。「物部(もののふ)の八十少女(やそおとめ)らが汲みまがふ寺井の上の堅香子(かたかご)の花。(大友家持)

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2012.3.20      ヒメカンスゲ            狭山緑地

このヒメカンスゲはカタクリと同じ場所に咲いていた。カヤツリグサ科の多年生草本。小さな花がまとまって集団となっている。里山の林縁から深山まで見られる。このような小花の集団を小穂(しょうすい)と呼び、茎の先端についているものは雄花ばかり。雌花は雄花の下にある。

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2012.3.20           ウバユリ                  狭山緑地

ウバユリ.の仲間はユリ科では最も巨大で、ときに高さ2~3メートルにも達し、その姿形はなかなか壮大ではあるが、ユリ愛好家の評判は必ずしも芳しくない。和名は「姥百合」の意味で、開花時には葉がぼろぼろに朽ち果てて、老婆を連想させることによる。果実は長さ3~4センチの楕円体、熟すと黒っぽい褐色になる。1つの果実に数百個以上も形成される種子は、その周囲に薄い銀白色に輝く膜をもち、林床生の植物には珍しい風散布型となっている。

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2012.3.20       ハナニラ        狭山緑地

名前の由来は、花が美しく、葉や茎にニラの匂いがあることから名付けられた。南米生まれの草で、葉を地面に広げて、その間から花茎を出す。花茎の上の方には、1対の膜のように薄い苞葉があり、その上に花をつける。

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2012.3.20     フキ             狭山緑地

フキノトウは早春、葉の仲出より先に花茎が伸びだしたもの。雌雄異.花であり、雌花は受粉後、花茎を伸ばし、タンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばす。

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2012.3.20      アカガエルの卵    狭山緑地、郷土博物館前の池

土にもぐって冬眠するカエルも多いが、このアカガエルは水底で冬眠する。動作が敏捷で、跳躍力や遊泳力がある。その運動能力を支えるべき骨格や筋肉が発達している。昔は食用としていた。

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2012.3.20      ヤマガラの後ろ姿      東大和公園

午前中狭山緑地を散策し、午後は東大和公園に立ち寄った。ここ東大和公園は全体が山になっており、長い間、この場所がどこにあるのか分からなかった。本日初めて全体像を、捉えることができた。要は多摩湖と旧青梅街道にはさまれたところにある。このヤマガラは正面入り口といわれるところで撮影した。

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オオイヌノフグリ

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2012.3.11     オオイヌノフグリ        八国山緑地

午前中はウグイスガグラの写真を撮りに狭山緑地に出向いた。午後は、八国山緑地へ行ったがこれといった収穫はなかった。ここ八国山緑地にはオオイヌノフグリが青色のじゅうたんを敷き詰めたように群生しているところがある。一面青色で見ごたえがある。この愛らしき花だが、名前がなんと、イヌノフグリ「犬の陰嚢」という名が付けられている。どうしてかというと、その果実を見れば、まさに犬の陰嚢そっくりの形をしているとのこと。各地どこにでも見られて群生しているが、実はヨーロッパ原産の帰化植物で、繁殖力旺盛のため、あっというまに各地に広まった。

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2012.3.11     ホトケノザ       八国山緑地

土手などに群生することが多いが、路傍、空地でもよく見かける。ホトケノザの名は、対生してつく丸形の葉や、その葉が頂葉では幾重にも重なって、これがあたかも仏の座、蓮台を連想させることから名づけられたといわれる。ホトケノザは、シソ科のオドリコソウ属に入る。

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2012.3.11     ヒメオドリコソウ      八国山緑地

赤紫色をした葉が、重なり合うようにつけており、その脇から淡い紅色のくちびる形の花がのぞいている。名前は小さくて可愛らしいオドリコソウという意味でつけられた。道端の日だまりに生えていた。ハート型をした葉には、縁にギザギザがあり、茎に対生している。

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2011.3.17      ムラサキハナナ(ハナダイコン)     空堀川(東大和)

この日も朝から小雨もようで、傘をさしての散策だった。このムラサキハナナは青紫の花穂を、下から上に向けて次々に咲かせていく。これからが本番。下の方の葉には柄があり、ダイコンの葉のように深い切れ込みがある。アブラナ科。

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2012.3.11     ウグイスカグラ       狭山緑地

午前中はこのウグイスカグラの写真を撮りに狭山緑地に行ったが、これからが見ごろ。ウグイスガグラの花は3~5月、新芽が吹き出すとともに咲きはじめる。ウグイスカズラでなくウグイスカグラが正解。カズラはつる性のもの。この花の形を神楽の舞に見立てたものである。果実は楕円体で赤く熟し、甘みがあり、食べられる。本州、四国、九州に分布する日本特産種である。

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2012.3.17      ヒイラギナンテン        空堀川

花は茎の先から出ている5~6本の花の軸に、黄色い花をたくさんつける。名前は葉がヒイラギに似て、葉の縁にトゲがあり、ナンテンの仲間からきている。原産地は中国。

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2012.3.17     カワズザクラ          空堀川

名前は河津で発見されたサクラということからつけられた。オオシマザクラとカンヒザクラの雑種といわれている。カンザクラより少し遅れて咲きはじめるが、今年はこの時期でまだ、ほとんどつぼみ状態だ。花はカンザクラより濃い薄紅色の花がさく。

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2012.3.17       タケツケバナ       空堀川

名前の由来は、稲の種もみを水につける時期に盛んに花が咲くことにちなんで付けられた。花は、茎の先の方につくが、下から上に向けて順に花を咲かせていく。花が終わった後には、細長い実ができている。

   

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春を告げる花

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2012.3.4     セツブンソウ        東大和市薬草植物園

今年の冬は、ことさら寒く暖房機器は、まだ手放せないが、野山には確実に春の足音が聞こえて来ている。セツブンソウは「節分草」と書き、代表的な早春植物のひとつ。節分のころには早すぎるが、2月の下旬には咲き始める。3月の終わりごろには果実が熟して種子を散布し、5月には地上部は枯れてしまう。この後、翌年の春まで長い眠りにつく。関東以西に分布する日本の特産種で、石灰岩地域に多く見られる。

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2012.3.4       セリバオウレン        東大和薬草植物園

オウレンと言えば、一般的に白花のキクバオウレンとその変種であるセリバオウレン、コセリバオウレンを指す。オウレン属の花は早春に開花するものが多く、、野外では花よりも、矢車のように広がった果実を見かけることが多い。果実の先は穴があいたようになっていて、揺らすとそこから種子がサラサラと落ちる。

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2012.3.4       クリスマスローズ      東大和薬草植物園

花は12月から2月にかけて咲き、クリスマスのころに咲くのでこの名がついた。花弁に見えるガク片は、冬の間は白色で、のち紫色をおびる。根茎にはヘレブリンと呼ばれるアルカリイドが含まれ、これには抗がん作用があると言われる。

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2012.3.4       スイセン       東大和薬草植物園

ヒガンバナ科の多年草で、原産地はスペインを中心とした地中海沿岸地域。平安末期に中国から渡来した。有毒植物で、ニラと間違えて食べ、中毒症状を起こす事件が時々ある。食べると強い嘔吐がある。学名の「ナルシサス」はギリシャ神話の美少年の名前で、泉に映った自分の姿に恋をして、毎日見つめ続けたら、1本の花になったという。

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2012.3.4     フクジュソウ        東大和薬草植物園

日本の固有種で、「福寿草」は新年の季語。フクジュソウは春一番に咲く花として名高い。朝に明るい日差しがあたると花が開き、日が落ちるころになれば閉じることから、花は光を感じて咲くと思われているが、実はチューリプのように、熱を感じて開花する。

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2012.3.4          ザゼンソウ        東大和薬草植物園

和名は「座禅草」と書き、高さ20cm程のずんぐりした暗紫褐色の仏炎苞の中に、球形の肉穂花序がある独特の姿をダルマ禅師にたとえたものである。

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2012.3.4      オウバイ         東大和薬草植物園

バラ科でなくモクセイ科。早春、垂れ下がった枝に黄色の花をつけるオウバイは、中国南部を原産地とする落葉低木で、中国名を「迎春花」という。日本には1624年~1644年ごろ渡来した。

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2012.3.4          梅 (バラ科)          東大和薬草植物園

ウメの花は万葉の昔から人々に愛され、花見の対象とされて来たが、実は中国原産で、日本には古くに渡来した植物である。日本への渡来は、「古事記」「日本書記」には梅の記述がなく、文献上は「万葉集」に初めて登場することから、7世紀後半ではないかと推測される。万葉集では、ウメの歌は118首も読まれている。日本在来のサクラは40首と少なく、ハギの141首に次ぐ多さである。ウメの花は「万葉集」を見るかぎり白梅のみで、当時はまだ紅梅はなかったといわれる。紅梅が初めて記述されているのは「続日本後記」という。

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2012.3.4      ボケ(バラ科)        東大和薬草植物園

中国原産の植物で、平安時代にはすでに伝来していた。春に美しい花を咲かせ、庭木や盆裁、切り枝に用いられ、さまざまな園芸品種がある。

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2012.3.10     スノードロップ      東大和薬草植物園

ヒガンバナ科で、原産地はヨーロッパからコーカサス山脈。冬の終わりから春先にかけ花を咲かせる。宗教とかかわりが深く、修道院の庭などでよく育てられている。聖燭節の日にスノードロップを家に持ち帰ると、家が清められるという言い伝えがイギリスのヘリフォート・ビーコン近隣で伝わっている。

    

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サンタンカ

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2012.2.5       サンタンカ     夢の島熱帯植物館

4月に行きたいと思っているボルネオは、熱帯植物の宝庫である。もちろんアンドロマッケボルネオキシタ(蝶)が目的だが、その他モーレンカンプオオカブトやテイオウゼミも見て見たいものだ。先週は東大和薬草植物園温室で熱帯植物を観察して来たが、今回は足をのばして江東区の夢の島まで行って来た。昼食にはナシゴレンとマンゴジュースを、ジャングルを見ながら堪能した。

中国南部とマレーシアが原産の常緑低木。日本に渡来したのは江戸時代中期で、以来、花木として裁培される。中国では、薬用として高血圧など利用される。サンタンカ属は、世界の熱帯に300~400種がある。

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2012.2.5       フウリンブッソウゲ     夢の島熱帯植物館

ハイビスカスの仲間は、中国語で仏桑と書く。これに花という文字を加えて音読みにした「ブッソウゲ」が日本名になった。このフウリンボッソウゲは東アフリカのザンジバル島産で、名前は風鈴に似ていることに由来している。ハイビスカスが一日花であるのに対して、何日も咲き続ける性質がある。

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2012.2.5     ポインセチア      夢の島熱帯植物館

メキシコ原産のトウダイグサ科の常緑低木。冬になり日照時間が短くなると花を囲む苞が鮮やかに赤く色づき、葉の緑と美しいコントラストを見せる。原産地では高さが5~6mになり、原住民は輝くような苞の色を清純のシンボルとし、赤紫の染料採った。また現代では、毒性が認められる乳液状の樹液を解熱剤として利用している。世界中でクリスマスのシンボルとされ、日本には明治の中頃に渡来したが、クリスマスに用いられるようになったのは昭和になってからだ。

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2012.2.5     サラノキ       夢の島熱帯植物館

インド原産とされる落葉高木。釈迦がこの木の下で入滅されたことから、インド菩提樹(クワ科)、無憂樹(マメ科)と共に仏教の三大聖樹の一つとされる。日本の寺院では、ナツツバキ(ツバキ科)をサラノキとして植えているところが多い。花は淡い黄白色。

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2012.2.5      アングレカム・サスキュペダーレ        夢の島熱帯植物館

原産地マダカスカル。ラン科。マダガスカル島東部の海岸近く、標高100m以下の低地に見られ、森林周縁部の樹上に生育する。樹木の最も乾燥した枝や幹の部分で、葉の少ない部分に着生している。花は夜間のみに非常に強い芳香を放つ。

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2012.2.5      ベニヒモノキ       夢の島熱帯植物館

ベニヒモノキという名前は、小さな花が密集した花序の色と形に由来し、花序の長さは20cm~50cmにもなる。英語の別名は赤いネコの尾、中国語では赤い犬の尾、和名より的確にこの植物の特徴を示している。西インド諸島原産で寒さに弱い。

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2012.2.5         グズマニア           夢の島熱帯植物館

パイナップル科、近縁のグズマニア属は、160種あまりからなり、米国東南部からブラジル、ボリビアまで分布する。

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2012.2.5      ウナズキヒメフヨウ         夢の島熱帯植物館

ハイビスカスの花によく似たつぼみを上向きにつけるが、開花時に花が下向きになり、花弁が十分に開かない状態で咲き終わる。こうした花の形状からウナズキヒメフヨウと呼ばれる。別名スリーピングハイビスカス。英名のタークスキャプはトルコ人の帽子という意味。メキシコからコロンビアにかけて分布するアオイ科。

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2012.2.5    クレロデンドルム・スペキオスム      夢の島熱帯植物館

クマツヅラ科で和名はベニゲンベイカズラ、常緑蔓性低木。

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2012.2.5      コダチヤハズカズラ        夢の島熱帯植物館

キツネノマゴ科。熱帯西アフリカ原産の小低木。葉は卵形。

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2012.2.5     ペンタス        夢の島熱帯植物館

アカネ科。熱帯アフリカ、マダガスカルに約30種が分布。同じアカネ科のサンタンカに花姿が似ていて、ペンタスは草花なので、クササンタンカの和名がある。

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2012.2.5     アングレカム エブルネウム      夢の島熱帯植物館

アフリカの着生ランを代表する大属で、特に、マダガスカルに多く自生する原種。夜に強い芳香を放つ白い、ろう質の花を咲かせる。ラン科、アングレカム属は、距(きょ)と呼ばれる細長い管が特徴で、底には蜜がためられています。5cmから20cmまで伸びる種もあり、この蜜を吸うために長さ30cmの口吻を持つ蛾がいるはずと「種の起源」の中で仮説を立てたのはチャールズ・ダーウィンだ。      

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2012.2.5      エクメア ファスキアータ      夢の島熱帯植物館

パイナップル科。ブラジル原産。和名はシマサンゴアナナス。重なり合ったピンク色の部分は、花苞といって葉の変化したもの。パイナップル科の仲間は、葉からも空気中の養分、水分を取り込むことが出来る。   

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ブーゲンヴィリア

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2012.1.29   ブーゲンヴィリア     東大和薬草植物園温室

4月にボルネオに採集旅行に行く予定なのだが、人数が集まらないと決行されない。事前準備として身近な熱帯の植物を調べた。

ブーゲンヴィリアは、その華やかな美しい花が好まれ、熱帯を中心に世界中で観賞用に栽培されている。花弁のように見えるのは苞葉(ホウヨウ)で、その中に筒状の花がある。大部分がトゲのある低木や木本性のよじ登り植物で、葉は卵形または楕円形で互生する。花序は3個の鮮やかな色の花の集まりからなり、3枚の苞葉に取り囲まれている。苞葉もまた、鮮やかな色をしている。ブラジル原産で、広い範囲で帰化植物となっている。

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2012.1.29    ウツボカズラ      東大和薬草植物園温室

虫を捕らえるための袋である捕虫嚢が、矢を入れる”ウツボ”に似ていて、つる性のものが多いことからウツボカズラと名づけられた食虫植物の一群は、東は南太平洋のニューカレドニア島、西はマダガスカルにまで広がっているが、分布や分化の中心は東南アジアの熱帯、いわゆるマレーシア熱帯地域である。虫を捕らえる仕組みは、捕虫嚢の下部に水液をため、そこに昆虫を落とし込んで捕らえ、内面にある腺から分泌する消化酵素で消化・吸収する。捕虫嚢に共生するバクテリアが、消化酵素を出して分解を助けてもいる。

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2012.1.29         オオベニウチワ       東大和薬草植物園温室

サトイモ科で原産はコロンビア、エクアドル。真紅の花弁が特徴の花のように見えるが、これは花弁でなく仏炎苞と呼ばれるサトイモ科特有の苞である。

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2012.1.29     デリス          東大和薬草植物園温室

昔から熱帯地域で魚毒として利用されてきた。根や根茎を砕いて、そのままあるいは粘土と固めて水中にいれる毒流し漁法である。また、昔、根や根茎から、粉剤、乳剤をつくり、害虫駆除、イヌ、ネコの毛の殺虫、便所や下水の消毒などに用いた重要な薬剤であった。デリス属に含まれる毒成分はロテノイドで、主成分はロテインである。ロテインは植物には無害で、かえって成長を促進すると言われている。しかし動物には有害で、温血動物の呼吸中枢や血管運動中枢を麻痺させ、死に至らしめる。西表島で採集したテツイロビロードセセリの幼虫はこのデリスを食べる。

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2012.1.29    カカオ         東大和薬草植物園温室

アマゾン上流の原産とされている常緑小高木。花は幹から群がり出て咲き、ラクビーボール状の大きな果実をつける。カカオの果実が成熟した後、中の種子を取り出し乾燥させると赤褐色に変色するが、これがカカオ豆で、これをローストして、すりつぶし、砂糖、香料、ミルクを加えて練り固めたものがチョコレートで、ココアはカカオ豆をロースト後すりつぶし、カカオ脂を取り除いたもの。

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2012.1.29     リュウガン       東大和薬草植物園温室

レイシとともに中国南部原産の果樹のひとつ。中国の伝説によると、悪龍退治で犠牲になった若者の墓に、えぐり取った龍の両眼を葬ると、2本の木が生えてきて実をならせたことから、「龍眼」と名づけられたという。中国では薬用植物としても重要で、果肉は強壮や神径安定に、種子は止血や皮膚病に、葉は風邪などに、樹皮や根は駆虫などに用いられる。

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2012.1.29    ギョボク       東大和薬草植物園温室

九州南部以南からアジア太平洋地域、オーストラリア、アフリカに広く分布する落葉小高木。九州南部や南西諸島の漁師たちが餌木(えぎ)などを作るのに用いたのでこの和名がある。5~6ごろ多数の花が咲く。西表島で採集したツマベニチョウの食草。

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2012.1.29     トウワタ       東大和薬草植物園温室

漢字で書くと「唐綿」で、外国から渡来した綿の意味。果実の中のたくさんの種子に、綿毛のような白い毛がある事にちなむ。植物体に白色の乳液があり、全株有毒で、その毒性はかなり強い。有毒な配糖体アスクレビアディンを含むが、強心作用もあり、中国では解熱、利尿、止痛などの薬として利用される。

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2012.1.29    フブキバナ       東大和薬草植物園温室

南アフリカ原産。シソ科。花期になると、株一面に白い花を咲かせ、風が吹くと、白い花弁が粉雪のように舞う。

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2012.1.29    ヤクチ       東大和薬草植物園温室

中国南部の雷州半島および海南島に分布し、穂状(すいじょう)花序は偽茎の先から伸びて直立し、花は長さ8~10ミリ。乾燥した果実は「益智」と呼ばれ、健胃、整腸など薬用にされる。

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2011.1.29    コショウ      東大和薬草植物園温室

インド南西部の原産。茎が木本化する常緑のつる性植物。収穫して乾燥させた果実はコショウになるが、未熟な果実を果皮つきのまま乾燥させたのが黒コショウである。熟した果実を流水に漬けてから果皮を除いて乾燥させたものが白コショウである。香辛料として広く用いられるが、消化不良などの治療薬にもされる。インドでは重要な民間薬のひとつで、コレラ、熱病の後の回復、胃腸薬などに用いられる。

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2012.1.29     ハナキリン      東大和薬草植物園温室

灯台草科でマダガスカル原産。大正初期に渡来。サボテンの「モクキリン」というのに姿が似ていて一年中よく花を咲かせることから「花キリン」の名前になった。切ると乳液が出るが有毒。

      

   

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シモバシラ

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2012.1.15      シモバシラという植物    東大和

シソ科の植物で、根から吸い上げた水が凍り付いて、綿のような結晶となる。 枯れ始めた茎の根元付近から、あたかも霜の柱のような氷柱が立つ。山地の木陰に生える多年草。シソ科。原産地は日本。

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2012.1.15       ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)      東大和

細い葉が蛇や竜のヒゲにたとえられたことから名づけられた。群生することが多い。葉の間から花茎を伸ばし、その先に白色または淡紫色の花を下向きにつける。果実のように見える青い種子が特徴的。ヤブランと似ているが、ヤブランの種子が成熟すると紫黒色になるのに対し、ジャノヒゲはきれいなコバルト色になる。

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2012.1.15     マンリョウ         東大和

暖地の山林内に生える常緑小低木。茎は直立し、高さ50~60cmが普通。

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2012.1.15    ヤブラン      東大和

本州から四国、九州、沖縄に分布している。球状の種子は黒くつやがある。多年草。花は淡い紫色の小花が総状花序につく。

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2012.1.15    ロウバイ      東大和

これが原種のロウバイ、中国が原産地。花は寒中に葉が伸びるより前に、昨年の葉えきに下向きに密接してつく。1600年初期には日本に渡って来ていた。

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2012.1.15   シナマンサク     東大和

春、花が咲いても葉は落ちない。ふつうのマンサクは葉をおとした後、1~2月ごろ葉が出る前に黄色い花を咲かせる。名前の由来には、春になると「花が先づ咲く」という意味でつけられたという説がある。

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2012.1.15           タラヨウ        東大和

葉は大きくて厚く20cmほどもある長楕円形をしており、その縁はノコギリのようにギザギザとなっている。葉の裏面に堅いもので字や絵を書くと、その部分がやがて黒くなって浮き上がリ、乾燥させると、この黒い部分は残るので、保存出来る。そんなことから、郵便局の木として定められている。字が書ける植物としては、セイヨウバクチノキがある。

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2012.1.15    フウの実       東大和

ふつう樹高は20~25mであるが、原産地(中国西東部、台湾、海南島)では60mに及ぶものがある。雌雄同株。集合さく果は径2.5~3cmあり、長い枝でぶら下がり、多くのやわらかいとげに囲まれる。

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2012.1.15    ユズリハ        東大和

名前の由来は、新しい葉が育つと古い葉が落ちて、新旧交代が円満に行われるという意味で名づけられた。葉は正月のお飾りに使われる。葉は、枝先に集まって互生している。

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2012.1.15    オオミサンザシの実     東大和

ヒメリンゴの実に似ている。サンザシ類は非常に数多く、北半球、温帯に1000種以上ある。しかし果樹として栽培されているのはこのオオミサンザシのみ。果実は生食する他、ジャム、乾果を作る。

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2012.1.15   サルトリイバラ(SIMILAX)の実     東大和

サルトリイバラの葉はカシワ餅を包むカシワの代用品として海外から輸入された。しかし、現在、北朝鮮からのものは外為法により、かたく輸入が禁止されている。

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2012.1.15    セイヨウバクチノキ     東大和

バクチノキは樹皮がボロボロと剥がれ落ちる様子を、バクチ打ちが、勝負に負けて丸裸にされる様子になぞらえたのが由来。

      

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皇帝ダリア

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2011.11.26   皇帝ダリア(コダチダリア)    東大和

キク科。3~4mにもなる。メキシコ原産。他の花がないこの時期、満開のこの姿は圧巻。

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2011.11.26      カラスウリの集団     所沢早稲田キャンパス

カラスウリはいつも2~3個くらいだが、こんなにかたまっているのは珍しい。9月になると、それまで上に伸びていたつるが地面にまっすぐ垂れてきて、先端が土にもぐる。掘ってみると小さいイモが出てくる。これが翌春、親の分身となり成長する。一方、実を割るとヌルヌルの種が出てくる。このヌルヌルは鳥が飲み込みやすくするもの。鳥に食べられることにより、遠くへ種子を送り出し子孫を繁栄させる。

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2011.11.26    ナンテン    東大和

実の皮をはぎ、白い粉を取り除くと種が1~2粒出てくる。なぜ赤い実をつけるかというと、それは、鳥に食べてもらいたいから。そうして種を運んでもらう。ムクドリやジョウビタキが食べにくるが、一度には全部食べない。数個ついばむとやめる。なぜかというと、苦くてまずい。そのうえ少し毒がある。おいしいといっぱい食べてしまう。そうすると、フンと一緒に種をまとめて出されてしまう。何度にも分けていろんな場所に少しずつ種が運ばれるほうが、子孫を残すチャンスが増える。

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2011.11.27    コムラサキシキブ    武蔵村山カタクリの湯

実の中には、三日形の種が4つ入っている。

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2011.11.26    クロスジフユエダシャク    所沢早稲田キャンパス

幼虫はコナラ、クヌギなど食べる蛾。関東では12月が最盛期。蝶がいないなか、チラチラ飛ぶのがこの蛾である。これから冬になるが、冬に活動するのがシャクガの仲間である。わざわざ寒い冬に親になり、交尾をし、産卵する。口器は退化していて、食べ物をとることができない。寿命は2週間ぐらい。オスははねがあるが、メスにはない。

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2011.11.26    所沢早稲田キャンパス

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2011.11.26    所沢早稲田キャンパス   ガガイモか?フェンスに絡まったツルに発見

紡錘形の実は晩秋に裂けて、純白に輝く絹毛のタネが現れた。ふわりと風に漂う。

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2011.11.27   カシラダカ    野山北公園

日本では冬鳥として渡来。ホオジロの仲間。興奮すると頭頂部の冠羽をたたせる。半日、歩き回って、やっと見つけた野鳥。

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2011.11.27    野山北公園

イロハモミジの葉が、秋に赤くなるのは、クリサンテミンという紅色色素が生成されるからで、カエデ科、ツツジ科、ウルシ科、ニシキギ科などの紅葉は、同じ現象である。イチョウやダンコウバイなどが、美しい黄色に染まるのは、葉の中の葉緑素が分解し、前から含まれていた黄色のカロチノイドの色が表に現れてきたためだ。クヌギやブナ、ケヤキなどは、褐色に変わるが、赤褐色のフロバフェンという物質がつくられるからだ。これらの紅葉化、黄葉化、褐葉化の現象をまとめて、広く紅葉といっている。

   

 

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野外の草木

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2011.11.3   カラスウリの”まきひげ”の巻き方に注意   狭山緑地

右に巻いていたのが途中から左巻きに変化する。同じ巻き方が続くと、絡まってしまうため、生き残りをかけた知恵だ。昔あった黒デンワのコードなどよく絡まったものだ。ヘチマ、キュウリ、ゴーヤも同じ、途中から巻き方が変わる。

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2011.11.3     ガマズミ   狭山緑地

スイカズラ科   甘酸っぱい味がする。

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2011.11.3  ヤマユリ   狭山緑地

ヤマユリなど、花は横向き、または下向きに咲くが、スカシユリの花は上向きにつける。実は上を向く。

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2011.11.3  台風で倒れたクヌギの木

樹齢60年ぐらいのクヌギの木。表層土の上に根っこがあり、根の張り方が浅い。もっと深く根を張っているものだと思っていた。台風で簡単に倒れてしまう。

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2011.11.3    ウバユリ

落葉広葉樹林に生育する。花が咲くころ、根元に近い葉(歯)が、枯れ落ちてしまうので、歯のない姥にたとえられた。花は水平に咲くが、実は上を向いている。

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2011.11.3   ミズヒキ

上から見ると赤いが、逆さに見ると白となる。

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2011.11.3  カシワバハグマ

キク科、コウヤボウキ属。花粉はマルハナバチ類が媒介する。

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2011.11.3    コウヤボウキ  

花は秋遅く咲き、1年目の茎に一輪ずつ咲く。

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2011.11.3 アオハダの赤い実

葉は日光によくあたるため1つの向きに伸びる。扇を広げたようになる。

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2011.11.3  アラカシ

葉脈が葉のふちに届くとギザギザの葉になる。葉の先まで葉脈が届いているためギザギザ。葉の枝に近い方は、葉脈が届いてないので丸くなっている。

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2011.11.3   シラカシ

ロウソクなど作る。昔は戸が滑りやすくなるように、葉をこすりつけた。

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2011.11.3    クサギの実

葉をもむと独特のニオイがあるが、夏に咲く花はすばらしい香りがある。クロアゲハ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハなど集まる。

 

 

 

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